龍桜
「まともなこと言ったからとりあえず許す」

「……(セーフ)」

「で、私のクラスは?」

「1-sです」

「ふーん」

「ていうか、普通、クラスってAから順にいくもんじゃないの?」
 私がずっと疑問に思ってたこと聞く。

「あー……もちろんそれはそうなんだけどー。クラスの格付け的なものがあってですねー」

「格付け?」

「そ、格付け」

「何それ。差別的な?(殺気)」
 差別的なアレじゃないだろうけれど……もし、そうだったら……うん。

「あ、いや、そうじゃなくて……」

「そうじゃなくて……何?」
 言いにくそうにしてる……ほんとに差別、してるの? そうだったら本当にヤダ。怒る。

「とりあえず、たいしたことじゃないんだよ」

「ふーん……。じゃあ、とりあえず説明」
 とにかく、説明をしてもらう。

「りょ」

「……」

「説明は?(怒)」

「えへ☆」

(ベシッ)

「痛いよぅ姫ぇ(泣)」

「いや、痛くないし、えへ☆じゃないから。何がえへ☆なの(怒)」
 私は真剣に聞く気だったのに……。

「ごめんってー。そんなに怒らないでよー」
 
「説明!」

「はいはーい」
 なんでこんなに間延びした口調なんだろ。早く説明してほしいのだけれど……はぁ。

< 67 / 67 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

疲れちゃった。

総文字数/962

ノンフィクション・実話3ページ

表紙を見る
好きって気持ち、その矛盾

総文字数/1,542

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る
わからない

総文字数/917

恋愛(実話)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop