レヴィオルストーリー
「嫌だあぁぁ~ん、アレン~!!」
スーリンの願いは拒否され、叫び声だけが空しく響いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ロン!!レイ!!」
「母さん!!ごめん、心配かけて…」
「いいのよ、ねぇ、あなた。」
「…無事ならそれでいい。」
「ごめんね、時間かかっちゃって。」
アナチェル一家、感動の再会。
「レイ~、一人でよく頑張ったわねぇ~」
超美人のレイの母、セレナはおだんごに結んだ金髪を揺らしながらレイに抱きついた。
「…俺もこういう感動の再会的なものやってみたいなぁ~」
「たぶんギルクの家族はそんなことしないと思うよ?」
「………………うん。」
一家を見つめながらギルクは悲しそうに呟いた。
「何…ホームシック?」
「違うわぁッ!!」
アレンに噛みつくギルク。
「…うざい」
「うわッ、酷いなお前…。お兄さんに反抗期か?」
「アレンの方がお兄さんみたいよねー。」
「うっさいッ」
三人(二人)が騒いでいたところに、レイのお父さんが来た。