レヴィオルストーリー
し~ん………………。
「ええっ!?」
今度はアレンも驚いてローゼを見た。
「私も行くのだ!!文句あるのか!?」
「あるに決まってるでしょうーっ!?」
バアンッ!!
勢いよくドアを開けて、レイが飛び出してきた。
アレンはさっとかわしたが、そばにいたロンに直撃する。
「ふがっ!!!!」
「きゃあーっ、お兄ちゃん!ごめんなさい!」
「い、いいんだよ…。レイのだから…。」
「で、お父さん。絶対、嫌だからね!」
レイはあれだけ悲鳴をあげときながら、ロンを放ってすぐに父に言った。
「なんでだ!!」
「何でもよ!!」
またはじまった言い合いに溜息をつきながら、アレンはその場をこっそりと去った。