レヴィオルストーリー
14.精霊の丘
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結局はなんとかローゼを説得したレイ。
それが嬉しいのか上機嫌な彼女は、レイマシティをアレン達に案内した。
「観光地いっぱいねぇ~」
イルはわくわくして色んな方向に目を移して言う。
今までに行ってきたのは、学校、街庁、小さな商店街、などなど。
「次のところはとても綺麗よ。」
レイはふふふ、と目を細めて可愛く笑った。
だが、レイについて行ったアレン達は街の外に出てしまう。
「んん?レイ?ここ、もうレイマシティじゃねえぞお?」
ギルクが鍛える為に走りながら聞いた。
「いいの。行きたいのは、街のはずれにある丘だから。」
「丘?」
アレンが超短い一単語で聞き返す。
「うん。私のお気に入りの場所。」
レイはふわりと微笑んで言った。
そして数分後、四人はそのお気に入りの場所とやらについた。