レヴィオルストーリー
 
それを聞いたアレンは、

「…最高の理由ですね」

と、メディンにはじめて笑顔を向けた。

「じゃろう?あの方は本当に最強で最高だった」

アレンの笑顔を見て、メディンも笑顔になる。


「…おぬしもきっと強くなるじゃろう。」

「…ありがとうございます」


アレンがそう言うとメディンはまた優しい笑みを浮かべ、「困ったことがあったらいつでも来ていいんじゃよ」と言った。


アレンはまたお礼を言い、挨拶をして墓地を立ち去った。


その後ろ姿を、メディンはずっと見つめていた……。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「おー、アレン!!」

宿に帰り食堂に行くと、ギルクとイルがいた。


「こっち来いよ!一緒に食おうぜ!」

「アレン、食べよー♪」

そう言われ、注文をした後二人のいる席に座った。

「今日、どこ行ってたんだぁ?」

ギルクがラーメンを音をたてて食べながら聞く。

そのギルクの頭をイルが「汚いッ!」と叩く。


「勇者の城…の裏側にある墓地。」

「墓地ぃ?!こッわーい!」

イルが声を上げる。



「墓地なんか行って何してたんだ?」

 
< 17 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop