レヴィオルストーリー
「何って、勇者の墓を見て…、老人としゃべった」
「老人?」
イルが不思議そうな顔をして聞いた。
「うん。色々教えてもらった。」
アレンは届いたばっかりのワンタンメンを食べながら言った。
「ふーん。で、お前明日はどーすんだ?」
老人の話に全く興味のないギルクは、話題を明日の事へ変えた。
「明日?明日は商店街で買い物して…まだ行く場所決めてないけど出発しようと思ってる。」
「商店街!?あたしも行きたーい!!」
イルが商店街と聞いて目を輝かせた。
「俺らも一緒に行ってもいいか?」
イルの様子を見たギルクがアレンに訊ねた。
「いーよ。旅にも誘いたい気分だよ。」
あっさりとOKし、冗談を言ったアレン。
が、その冗談を聞いたギルクは・・・・・・・
「ホントか?!じゃあ旅も一緒に行こうぜ!!ひゃぁっほう!!」
本気にして騒ぎ出した。
周りの視線が一気に集まる。