レヴィオルストーリー
外に出てみると空はよく晴れていて、商店街の方からはガヤガヤと声がしていた。
「いざ!!商店街へ!!」
イルがそう言って歩き出したのをアレンが止める。
急にパーカーのフードを掴まれ、不機嫌になるイル。
「何よーぅ!!商店街、行くんでしょーッ」
「その前に換金所行かなきゃ、俺金ないから」
ぱちくりと目を瞬きさせるイルとギルク。
「え?金ねぇのか?」
「俺、10000¢(セリヌ)しか持ってない。どーせ足りないだろ?」
「換金できるようなお宝持ってるの?」
イルが怪訝そうに聞く。
「ゴーンがいた洞窟にあったやつとってきたから」
いつのまに………。
「だいたいゴーンなんてお宝がなかったら無視ってたし。…まぁいっぱいあったからよかったけど。」
恐るべし、アレン。
ギルク達はそう思った。