レヴィオルストーリー

27.砂の町でバカンス


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

雨の日の騒ぎから約2日。
アレン達は目的地のサリアンシティについた。

今は、宿の部屋で………。


「よぉし、ギルク、もう一度確認よぉ♪」

「おぅ!」

ギルクとイルは盛り上がっていた。
この暑い町でやたらとテンションを上げる二人。


「浮き輪!」 「ヘイ!」

「帽子とゴーグル!」 「ヘイヘイ!」

「日焼け止め!」 「ヘイ!」

「ビーチボール!」 「ヘイ!」

「ギルクのお金!」

「ヘイ…えっ!?」

「ん、バッチリ☆じゃあ、プール行きましょ~♪」


持ち物確認を終わらせたイルは超ご機嫌にそう叫ぶと、パタパタと走って行った。


「アレン、レイ!今の持ち物確認おかしくなかった!?」

「は?どこが」

「ギルク、何そんなに必死な顔してるの?」


懸命に訴えるギルクを軽くあしらった二人は、水着の上から上着を来て去っていく。


「えー!?最近俺の扱い、みんな酷くない!!?」

嘆きながらもギルクも着いていく。


サリアンシティに来たからには、やっぱりバカンス。


張り切る三人を「めんどい」で止めれなかったアレンは、一度入り損ねたオアシスのプールに行くのを渋々承諾したのだ。



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