レヴィオルストーリー
「はれぇ~ッ?」
泳いでいたイルが急に止まって一点を見つめた。
ついていたギルクはぶつかりそうになって慌ててブレーキをかける。
「んだよぉイル!いきなり止まんな!」
「ギルク、ギルク!あれ見てよぉ!!」
「はぁ~? ……へ!?」
イルの視線の先には、二人でプールに立つアレンとレイの姿があった。
「わぁ~アレはいい感じねッ!」
「だなぁ…。レイ、頑張ったなぁ」
アレンとレイの二人は仲良く話している。
二人とも微笑んでいた。
「…それにしても、絵になるわねあの二人」
イルは何故か悔しそうに呟く。
「ねぇギル…」
振り向いたイルは石の如く固まった。
ギルクが、女の子に囲まれている…。
「…………。」
ギルク、が。
女の子、に、囲まれて………
「…ギいぃいぃぃぃぃルうぅううぅううクうぅううぅうう!!!!!!!!!!!!!!」
「えっ?えぇっ?
………ギャアァァアァアァ!!??」
轟音が辺りに響いた。