レヴィオルストーリー
第六章◆覚悟
〈ビーンも死んだ〉
薄暗い部屋に響く低い声。
〈やはり予言の剣士の仲間も強者なのだな〉
「魔王様」
部屋に誰かが入る。
「お呼びですか」
〈フェニス、ビーンの代わりにロリンを幹部に〉
「わかりました」
〈シリティーはどこだ〉
「部屋におります」
〈呼べ〉
「御意」
フェニスと呼ばれた男は去っていく。
〈さて…奴等の次の行き先はどこかな…〉
魔王は唇の端を不気味にあげ、笑った。