レヴィオルストーリー
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アレンが起きたのが昼過ぎだった為、遅めの昼食を食べた。
何とかイルの手料理を避け、ルティの仲間のサクラが作った最高においしい和食をお腹いっぱい食べて、四人は部屋に戻る。
レイがひょこひょこ片足を庇い歩くのに合わせてゆっくり進んだ。
「さて、次の目的地はどぉします?リーダー♪」
イルが地図を広げてアレンを見る。
「…出発は明後日だぞ」
「その前に決めちゃお☆」
パチッとかなり上手くウインクしたイルはベッドの上に正座した。
「………。」
地図を見て黙り込むアレン。
その目は一点を見つめて止まっていた。
「…そろそろ予言の実行ってとこ?」
アレンの視線のところにある街の名を読んだレイは穏やかにそう呟く。
「…でも」
パッと目を逸らしたアレンは困惑した様子で三人を見た。
しばらくみんな無言で見つめあう。
「アレン」
最初に口を開いたのはレイだった。
「来るなって言っても私達は行くわ。」
「地の果てまで追っかけるからッ」
「俺らは予言を聞いたときから、覚悟はしてたさ!」
三人が畳み掛けるように言うのを聞き、アレンはどうしようもないくらい大きな感謝の気持ちが湧き上がるのを感じた。
言葉を発しようとしたが、そこでふと自分を庇ったギルクが目の前で刺された瞬間を思い出した。
「………。」
また黙り込む。