レヴィオルストーリー


「おし、手始めに泉につけなくさせてやる。疲れはてやがれ」

そう言うとコニスはスクリーンに人差し指を向けて何か呟いた。

一瞬影がぼやける。


「相手が疲れたところで攻めに行こう、シリティーちゃん。」

「精霊士はどうするのですか」

「力使えなくしてるから大丈夫さ。二人とも怪我したみたいだしね」

「コニス。貴方は馬鹿ですか。気付かれましたよ」

「あ」


スクリーンで二人の男女がある樹のそばで座り込んだ。


「気づいちゃったか…まぁいいや。それなら次はこれだ」

「早くして下さいね」

「はいはい」



返事をしながらシリティーに手を伸ばしたコニスはおもいっきり頭を殴られた。


痛がって頭を押さえていると…。




「ちょおっと待ちなさい!」





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