レヴィオルストーリー
「駄目よ!!一人でそんな…」
「一人じゃない。お前らがいる。…それに、お前に言っただろ。」
自分に向かって話すアレンの綺麗な澄んだ碧色の瞳を、レイは見つめた。
アレンは優しく目を細めてレイを見る。
「…魔王を倒したら言いたいことがあるって。それを言うまで、俺は絶対死なない。」
ギルクとイルは驚いて二人を見た。
そして、レイはアレン同様に微笑んだ。
「…えぇ、そうね。死んだりしたら許さないわよ??」
「…おぅ。お前ら、頑張れよ」
三人と目を合わせたアレンは、そのまま黒い渦に飲み込まれていった。