レヴィオルストーリー

「駄目よ!!一人でそんな…」

「一人じゃない。お前らがいる。…それに、お前に言っただろ。」


自分に向かって話すアレンの綺麗な澄んだ碧色の瞳を、レイは見つめた。

アレンは優しく目を細めてレイを見る。



「…魔王を倒したら言いたいことがあるって。それを言うまで、俺は絶対死なない。」



ギルクとイルは驚いて二人を見た。



そして、レイはアレン同様に微笑んだ。



「…えぇ、そうね。死んだりしたら許さないわよ??」


「…おぅ。お前ら、頑張れよ」



三人と目を合わせたアレンは、そのまま黒い渦に飲み込まれていった。





< 337 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop