レヴィオルストーリー
「んじゃあ行くぜ!」
さっそく好戦的なギルクが飛びかかる。
ランスはさらりと避けて武器を手にした。
「…槌??」
「あぁ、そうだ。槌。」
「でけぇな…」
ランスが掲げるそれは、ギルクの頭の六倍はある。
それを軽々と持ち上げるのだから、ランスの腕力が伺える。
「ま、当たんねぇよ!!」
ギルクは素早くランスの背後にまわった。
そして、腕を瞬時に後ろに引く。
首を狙い、ギルクは重いパンチを繰り出す。
「ふん」
が、それが当たる前にランスは槌を後ろに振った。
「うおっ」
危うくかわしたギルクは距離をとる。
「速えな」
「どうも。」
「褒めてねぇよ!」
またまたギルクは突っ込んでいく。
「もう少し考えて行動した方がいいんじゃないか?」
「!?」
飛び膝蹴りをしたら、脚を掴まれた。
すぐに槌の攻撃がくる。
「うおぉおっ?!」
マ○リックス並みに体を反らせたギルクはそれを避け、続いて体を捻ると空いた脚で掴む腕をおもいっきり蹴った。
「いて」
ランスは反射的にギルクの脚をを離す。
ギルクは離れずに逆に密着し、相手の腰に脚をまわすとおもいっきり頭を殴った。