レヴィオルストーリー
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「《雷の精霊よ、降臨せよ!》」
「《氷の精霊よ、降臨せよ!》」
雷と氷の攻撃が空中でぶつかる。
それは二人の真ん中でけたたましい音と共に爆発した。
「きゃ」
飛んできた自身の精霊の氷の欠片にレイは少し怪我を負う。
しかしそれは相手も同じだった。
「なかなかね。」
「ありがとう。貴女も強いのね。」
穏やかにお礼を言ってのけるレイ。
「何笑ってるのよ」
あからさまにムッとして、ミシェはレイを睨んだ。
「ふて腐れても幸せ逃げるわよ。」
「はぁ…。意味わかんない。」
「ため息も同じ。」
にこっと微笑んだレイを睨み続け、ミシェは腕を上に突き上げた。
「!」
「《炎を司りし妖精よ、力を解放し全てを焼き付くさん》」
それを聞いたレイも、腕を上に突き上げた。
「《水を司りし妖精よ、力を解放し全てを洗い流さん》」
二人は同時に叫ぶ。
「《炎の精よ、降臨せよ!》」
「《水の精よ、降臨せよ!》」
カッと、赤い光と青い光が走った。
天から二人の妖精が舞い降りる。