レヴィオルストーリー
「どうして呼んだのかはわかってるわよね。」
〔もちろんですわ。あの炎の精霊をめっためたのバッキバキに…〕
「ミシェを倒すのよ。」
〔…はい。〕
妖精は大人しく従うことにした。
「炎の精、いい?」
ミシェは隣でやたらと騒ぐ妖精に目配せする。
〔ええで!水の精霊も含めて決着つけたる!〕
「まずあの小娘にして。」
〔なんや真っ先にあの青臭いのやりたかったのに…まぁええわ。ミシェの頼みやしなぁ。〕
この精霊、レイが呼んだらどうなるのか…。
「《炎柱業火!》」
まずミシェが先手を切った。
炎の柱がレイを包む。
「《水球結界》」
動じることなく冷静に考え、レイは水でできた球体の結界を創った。
「なかなか手強いのね。」
〔おんどれらぁ!水の精霊燃え尽きろ!〕
ミシェは女の子(女?)らしくない妖精を無視することにしたようだ。
「次は私の番ね。」
レイはにっこり笑って言う。
水の精霊もレイもかなり余裕を見せていた。