レヴィオルストーリー



「………」

「………」



アレンもレイも、固まって黙ってしまった。



その横でギルクとイルはお互いを褒めちぎっている。



イルは薄いピンクの可愛らしいドレス。

レイは薄い水色の綺麗なドレス。


ギルクも正装で、アレンはギルクと似た正装の上に縁を金色の刺繍で飾られた真紅のマントを着ていた。




ギルクとイルは黙ったままの二人を残してイチャつきながら先に行ってしまった。





「…俺らも行こ」

「…えぇ」


やっと口を開いたアレンはレイの横を歩く。


レイは勇気を出してアレンに話しかけた。



「…アレン」

「ん」

「似合ってる?」

「…」

「ねぇ」

「…うん」


照れながらもアレンはぶっきらぼうに答える。



「…ありがと、アレンもよ。」



真っ赤になったレイは隣のアレンにそう言った。




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