レヴィオルストーリー

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

次の日、アレン達はイルの家えと向かった。

   ピンポーン…

「パパー、エジャスー、ウリナー!! あ・た・し・だ・よ♪」

イルはインターホンの前でピースをする。



  …………………。


「反応ないけど」

アレンは扉を見ながらイルに言う。

イルは何故かにこにこしていた。

「大丈夫、大丈夫♪」


杖をパッと出し、軽く一振りする。


扉がガラッと開いた。



「おねいちゃん~!!おかえり~!!」


いきなり扉から女の子が飛び出してきて、イルに飛びついた。

「ただいま~、ウリナ!!」

イルは自分と同じオレンジの髪を撫でながら女の子に言った。


「うわ~、お姉ちゃんだぁ!!」

今度は男の子が出てきた。

「あ、エジャス!!ちゃんと忍者の修行してるー??」

「してますー、サボリ魔だったお姉ちゃんとは違うから☆」


楽しそうに話すイル達を黙って見るアレンとレイ。



……会話に入れない。

レイは苦笑いしながら思っていた。

「あ、ギルクさん~!!…と、誰?」

エジャスはアレンとレイを見て首をかしげた。


「あたしの、仲間☆あたし、これからあの人達とギルクと旅に出ますからッ♪」


ウインクしながらさりげなく言ったイル。

「またいなくなるの?」

エジャスは悲しい顔をして言った。





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