レヴィオルストーリー
……トウキシティの人って、みんなこんなに賑やかなのか…?
眉を潜めながらアレンはため息をついた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
夕方。
イルのお父さんが帰って来た。
「イル~!!」
「パパ~!!」
イルはイルの父・オージャスを見たとたんに抱きついた。
「元気だったか?イル~」
「うん、元気だったよ♪パパはぁ?」
「パパはイルがいなくて寂しかったなー」
アレンは隅でその二人をまじまじと見ていた。
レイはにこにこ微笑んでいる。
「おやぁ、ギルク君じゃないか!!イルがお世話になってるねぇ」
オージャスはギルクににこにこと笑顔を向けた。
「いや、帰るのが遅くなってごめんな、オージャスさん。」
ギルクもにこにこと笑顔を返す。
「パパ、来てきて、こっち」
ウリナがそう言いながら突然アレンに抱きついた。
「このかっこいーおにいちゃんね、アレンさんて言うんだよー。遊んでもらったの!!」
ウリナはアレンとオージャスに向かって輝かしい笑顔を向ける。
「こんにちは」
アレンはウリナにつられて小さく微笑む。
「んで、こっちはレイさん」
エジャスはレイの手を握って上に上げた。
「はじめまして」
レイは始終にこにこしている。
「アレン達は途中から一緒に旅してたの♪」
「お~、そうか!!よろしくな、アレン君にレイちゃん」
オージャスはアレン達に笑みを向けた。