レヴィオルストーリー
8.怪盗ダリガン
真っ暗闇の空。
夜中だというのに、村は騒がしい。
ここは、無法者の集まるカカサビレッジ。
夜中は居酒屋で無法者が騒ぐのだ。
そんな中、屋根の上を足音を全くたてずに走る人影が…。
その人影は、こんな時間に村の入り口から入ってきた四人の冒険者を見て足を止めた。
「見つけた…!!美しい…、素晴らしい…。絶対、手に入れてやる………!!」
そう呟いたその人影は、冒険者をジッと見つめた後立ち去って行った。
夜空に輝く満月が、それを見守っていた。