レヴィオルストーリー
「…ん?」
アレンははたと歩んでいた足を止めた。
何か、視線を感じる……。
「アレン、どしたぁ?」
ギルクが不思議そうにアレンに聞いた。
「もう、早く行こうよ、アレンッ。何立ち止まってんの?くたくただしへろへろだし、早く宿に行ってお風呂入って寝たいぃ!!!!」
イルが喚く。
「アレン、もう真っ暗だし早く行きましょ。あんまりこの村で夜中に外にいるのはよくないわ」
レイがそう言って歩き出した。
「…うん」
首をかしげながらアレンも歩き出す。
確かに、今誰かが自分たちを見てたんだけど……
気のせいか?
とりあえず疲れているし、宿に向かう。
気のせい、…にしとこう。