レヴィオルストーリー
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宿で十分に休んだアレン達はカカサビレッジを4人で歩いていた。
レイは「こんな物騒な村早く出たいわ」、そしてアレンは「寝る」と言ったが、ちょっとくらい見ていっても大丈夫だろう、というギルクが無理やり連れて出たのだ。
「大体、こんな村のどこを観光するってんだよ」
アレンは不機嫌そうに言う。
「そーだな、酒屋とか!!」
ギルクは酒を飲む仕草をした。
「私達、まだお酒はダメよ」
レイは嫌そうに拒否する。
「俺まだ飲んだことないし、飲みたいかも」
逆にアレンは興味を示した。
レヴィオル国では、成人は20歳で酒を飲む許可が出るのは18歳なのだが、そんなの気にするようなアレンとギルクではない。
「もうッ!!イル、私達は宿に戻りましょうよ」
「えー?…まぁ、あたし行ってもお酒もらえなさそうだし…、いーよ。」
女子二人は宿に戻っていってしまった。
アレンとギルクは、酒屋へ向かう。
その様子を、屋根の上から人が見ていた…。
「よし、今のうちに…。」
呟いた人は、いつのまにか消えていた。