レヴィオルストーリー
「全く、ギルクはあと一年だし仕方ないけど、アレンまで!!18歳になるまで、あと2年あるのに。それに私、お酒って嫌いなの」
真面目(?)なレイは宿でぷんぷん怒っていた。
「いーんじゃないの?それが男ってもんよ☆」
ウインクしながら軽く言うイル。
意味がわからない……。
「あら?」
レイが呆れていると、急に窓から紙切れのようなものがヒラヒラと部屋に入ってきた。
「何かしら」
レイはそれを拾い上げる。
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今日の夜0時、
最も美しいものを
頂戴しに来る。
せいぜい、
守るがよい!!
必ず、盗んでやる!
怪盗ダリガン
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「…………………。」
「…変なの」
レイとイルは呆れて紙を机の上に放り投げた。