レヴィオルストーリー
「レイ!!アレン、何があったの!?見ててヒヤヒヤしたんだからッ」
アレンがレイを先に水から出し、地面に足をつけるとイルが駆け寄ってきた。
「………。」
アレンはレイをジッと見る。
あの青い光は収まっていた。
「…アレン、お前は大丈夫か?」
イルに続いてやってきたギルクが言う。
「うん…。俺は平気だけど…。」
レイは目を閉じたままだ。
「…レイ…」
アレンはレイのそばに跪く。
「ほら、これ…。大切なんだろ…。」
そう言って持っていたブレスレットをレイの手の中に収めさせた。
「…どっか、近くに病院ないか?」
イルに向かって聞くと、彼女は慌てて地図をとりだす。
「えっと…、ない…。でも、ちょっとした治癒魔法ならあたしができるわ」
「いける?」
「うん、やってみる!!」
イルはレイに手を翳した。