レヴィオルストーリー
「そうね、それはいけそうね」
レイが冷静に判断した上でそう言う。
「やったぁー、また楽しいイベント♪」
「イベントって…」
イルが上機嫌で飛び跳ねるのを見てレイがそう呟いた…瞬間。
「…あれ?」
足が地面についていない。
下を見ると、ポッカリ穴が開いていた。
「…嘘だろオオォオオォ!?」
ギルクの叫びと共に四人は遺跡の地下に落ちていった。
ドサドサドサ、ドサッ!!
「…いたいわ…」
「全く…何なのよッ」
「ほんと、それだよなぁ」
「…おもい…」
どうやら落ちたが四人は無事だったらしい。
全員かなりタフなようだ。
「地下に落ちちゃったみたいね。こんな所があるなんて思わなかったわ」
「すごー、探検隊みたい♪ね、ギルク♪」
「おう、探検服に着替えたいくらいだぜ」
「…おもいって…」
「アレン?思いって、何が?何を思ったのよ」
「違う!重たいの重いだ!」
「「「え?」」」
レイとイルとギルクは同時に下を見た。
三人の下には、うつ伏せ状態のアレンが…。
「きゃあーッ、アレン、ごめんなさい!」
レイはすぐに飛び退いてアレンに謝った。
「わぁー、コレ楽しい♪アレン、このまま運んでよッ☆」
「おう、行けッ!馬アレン!」
イルとギルクは物凄いタンコブを作ったとさ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「で、どうすんだ?登るか、このまま地下にいるか」
「とりあえず地下を探ってみていいかしら。
お兄ちゃんだったらこんなとこ来たら大喜びして探索しだすと思うの」
「じゃあ、そうするか」
アレンとレイの判断で地下を探すことになった四人は長い廊下のような道をひたすら歩いていた。
ドォン…
「?!」
いきなり遺跡が揺れる。
「何、これ…」
揺れは一分くらい続いた。