ブラウニーと唐辛子
弁当を食べ終わったかと思えば、もうひと箱開け始める。
大食いなので、ひとつでは足りないらしい。
「なーにみてるのぉ?」
「ん?観察中。」
目の前に私を覗き込むようにする少女の方を見た。
彼女は童顔で、私よりも小さく見える。
実際は、ここにいることが同い年であることを証明している。
「かんさつー?じーっ!」
手を双眼鏡のようにして私が見ていた方を見た。
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