ブラウニーと唐辛子
「両親?」
「うん。でも、あいのがね、おそおきだからなの。」
「それで、逃げてきたの。」
恐らく、朝から起こされたんだろう。
「おかぁさんも、おとうさんも、あいのにおこるの。でも、あいのがね、わるいこなの。」
反省するように眉を下げる愛乃。
「あいのはね、おおきなおとは……にがてなの。」
「怒鳴るの?」
「うん。」
「じゃあ、怒鳴らないでってお願いしたら?」
「そしたら、もっとおこる。」
元気がない様子で愛乃は答える。
「それは、あいのがしんぱいなんだなってわかってるよ。だけど、こわいから……にげるの。」
そう言ってぎゅうと抱きついた。
「うん。でも、あいのがね、おそおきだからなの。」
「それで、逃げてきたの。」
恐らく、朝から起こされたんだろう。
「おかぁさんも、おとうさんも、あいのにおこるの。でも、あいのがね、わるいこなの。」
反省するように眉を下げる愛乃。
「あいのはね、おおきなおとは……にがてなの。」
「怒鳴るの?」
「うん。」
「じゃあ、怒鳴らないでってお願いしたら?」
「そしたら、もっとおこる。」
元気がない様子で愛乃は答える。
「それは、あいのがしんぱいなんだなってわかってるよ。だけど、こわいから……にげるの。」
そう言ってぎゅうと抱きついた。