天界の花嫁さま。
さっきから衝撃的な話ばかりで、
頭がパンクしそう。

この胡散臭い金髪男の言う事なんて、
信用するに値しないのに、今、目の前で起きた
魔法のような光…

そこから現れた赤ん坊…

胡散臭いだけで片付けられるものじゃなかった。



「わ、私とあなたの子って…
 そんなはず無いでしょ!
 むちゃくちゃよ!!」


それでも私は、精一杯、現状を否定する。


「何故、そんなはずが無いのだ?」

「何故って…」


それは……


「…そ、そもそも!
 私はあなたに会うのが今日で初めてだし、
 そんな覚えはないって言ってるの!」


こんな派手な格好をした男に出くわしたり
なんかしたら、嫌でも覚えているはず。


「なんだ、そんなことか。
 俺達は今日で会うのが2度目だよ」

「へ……?」
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