天界の花嫁さま。
「こいつを放棄するという事だな?」

そこに割って入るように、金髪男は
今までになく鋭い眼差しで私を見つめてくる。


「…こいつ…って、その赤ちゃん?

 ………

 ……わ、私には関係ないわよ。」


「…ンバッブ…」



可愛らしい声をあげて、こちらを見つめてくる
赤ん坊。


…なぜだか


他人のようには思えなかった。




「…………
 …………そうか。
 ……君がそこまで拒むというなら…」

「…な、何よ…」


「……仕方がない。」



何か嫌な予感がした。



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