心の天気はいつも雨

誰も頼りにならない。
私達3人はもう誰も頼らなくなった。

悪口を言われたら言い返すようになった。
でもやっぱり相手は男子。
いつ暴力を振るわれるか分からない。
その恐怖を頭をよぎった。

暴力を振るわれたら私達はきっと勝てない。
だから言い返した逃げていた。
つまり言い逃げをしていた。
それぐらいしか私達には出来なかった。

そんな苦しい生活から
やっと解放される卒業式。

卒業式では私達をいじめた男子は
みんな泣いていた。

なんであんたらが泣くの?
私達が泣きたいよ。
あんなにいじめられてたくさん泣いて
苦しんで。

それでも地獄の学校に行って
耐えてきたのに…。
泣きたいのは私達なのに…。

私は泣いている男子を見て
怒りしか感じなかった。
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