片想い
パルピテーション

初めて彼を見たのは、ある暑い初夏の日の廊下だった。

生徒たちの雑踏の中、彼を見つけた。

友人と談笑していて、なんとも無邪気に、無防備に笑っていた。

恋に落ちる音が聞こえた。


< 1 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop