神の落し子


「霊王機関は、貴方を危険人物と判断しました。よって、貴方を拘束します!」

「ん、どーぞ」

「・・・・え?抵抗しないのですか?」

「いいのいいの。早く霊王機関?ってとこ行こう。そこに連れてくんだろ?」


「ま、まぁそうですけど。」

女の子は戸惑いながらも、刀をしまい、手錠をかける。なぜかアイマスクもされた


「場所がばれるといけないので、アイマスクもつけました。すぐに着きますので」


そう言うが一歩も歩いてない。転移か何かで移動したのだろう

数秒してから、アイマスクを外してくれた。今は、無駄に広い和室にいる


「天月 明日香。今戻りました」

「連れてきたか・・・ほー。そやつが・・見たところ、ただの人間じゃな」
女の子が名乗ると、襖の向こうから、女性の声が聞こえた。

「柊加賀斗です。ただの人間っすよー」

「ふむ・・・まぁよい。明日香よ。」

「はい」

「お主は今日から、この男と共に過ごしてもらう。ほんとに危険だと判断した場合は殺してもよい。よいな」


「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」


「「・・・・・・・はぁ!?」」


やっべ、見事にはもった。つか、この年頃の知らない男女が一緒に過ごすとかどーなの?

「あ、あの・・それは本当に・・?」

「ん?できぬのか?」

顔を赤らめながら、小さな声で確認する女の子に俺は、できないと言うんだ、と小声で言う

「で、できます!霊王機関、天月 明日香。この任務、見事果たせて見せます!」

え?なんなのこの子。負けず嫌いなの?挑発に弱いの?

「俺に拒否権はないの?」

「我らは、危険な者を野放しにはせんぞ?」

「・・・・諦めます」


でも、毎日女の子と一緒にか・・・


「あの、顔がいやらしいので近づかないでください」

ツンツンしてるけど、いつかデレが来るはず!


「部屋はとってある。ここに行けばよい。あと金も用意しておいたぞ」

着物を着た男が、地図と札束を五つくれた


「じゃあ、行きましょう」

「そうだな」


こうして俺は、天月と一緒に暮らす事になった











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