君が好き

次第にメールのことはだんだんと

忘れていってしまいました。

中3の夏。

私は友達と映画を見に行きました。

その時に、みたんです。

蓮くんそっくりの男の子を!

でも、この世の中、そんな似ている人

なんて沢山います。

人違いだろうと思って、

でも、蓮くんだったら…!!

って気持ちもあって、

友達に頼んで横を通ることにしました。

中1の時の背よりぐんとのびて

髪の毛も長くなって

まつげがながくて

凄くおとなっぽい男のこでした。

横を通りすぎるときちらっと

彼をみると、中1のときの蓮くんでした。


あっ…

やっぱり蓮くんだ!!

思わず声を出してしまいました。

友達は蓮くんってだれ?というような

表情で頭の上にはてなマークをだしていま

した。

蓮くんは驚いた表情をしていました。


蓮くん「おひさしぶり、元気だった?」


私「元気にきまってるじゃん笑」


私「蓮くんは中1のときなんでなにもいわずに引っ越ししちゃったの??」


蓮くん「ごめん、携帯解約しちゃってて、学校の奴らにいうと悲しい顔するだろ?そんな顔されると俺もいきたくなくなるからそれで…」

私「そっかあ、でも、電話の一本くらいよこせよ〜笑」

蓮くん「ごめんごめん笑。んじゃまたな」

私「うん!」

私は、友達がいるのにも関わらず蓮くん

と久しぶりに話ができたことが嬉しくて

ずっと上の空でした。

友達「あの人、お前の好きな人なの?にやにや」

私「さ、さあ?w」

友達「はぐらかしてもだめよ」

私「うぅ」

友達の圧力はものすごい力で押し潰されて

いうはめになりましたw


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