緋色うさぎ
『お前が私を男だと思っても女だと思っていても どちらでもいい。 それを結論づけることにあまり意味が無い。』

「わかってるよ」

クラピカは読んでいた本を閉じ、真っ直ぐにキルアの方を向いた。

『でも私は、私で有り続ける
そしていつでもお前たちの傍にいる』

『それだけは 信じてくれ』

「何だよ...別に そういう話をしてる訳じゃ…」

キルアが照れたように少し俯いた。

『一度言いたかったんだ』
クラピカは解けたように優しく笑った


< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop