神と新撰組……2
すると其所へ、イザナミがやって来た。
〈緋桜、此度は本当に感謝するぞ。
助かった。〉
私は、イザナミの方へ歩いた。
『力の解放で、しばらくは慣れんが、
奴等の元へ行く。私はしばらくの間、
病に侵された人間達を助けて行くつもりだ。イザナミ、貴様は黄泉を統べる女神だ、黄泉を頼むぞ。』
イザナミは、私に微笑みながらお前らしいっと言い、闇へ消えて行った。
私は、もう一度だけ、黄泉を見渡し
現世の扉へ入って行った。