神と新撰組……2
其から私達は、互いに話しやら、飲んで、会えなかった時間を少しでも補う為に、皆で飲んでいた。
女の子「……」
ギュウッ
私にしがみ付く女の子、
私は、女の子の頭を撫でて微笑んだ。
『大丈夫、此処に居る者達は、
皆良い奴等ばかりだ、怖がらなくて良い、怯えも必要無い。』
女の子は素直に頷いた。
歳三「緋桜、1つ聞いて良いか?」
突然トシが、私の側へやって来た。
私は頷き席を立とうとしたが、
女の子がしがみ付いたままで、
不安そうな顔で、私を見ていた。
『?どうした?』
女の子は、私にしがみ付いたまま首を横に振った。
歳三「…緋桜、お前この餓鬼を産んだのか?」
突然トシが吃驚する事を言った。
『?!違うって、黄泉から帰った時に出逢ったんだ。そう言えば……、
娘、お前名は何と言う?』
私は、女の子に微笑み掛けた。
女の子「……わ、私は………無い…」
女の子は、また震えていて、私にしがみ付く。