神と新撰組……2
『私達の仲間でも、助かった者と助からなかった者も居た……』
私は昔を思い出し、悲しく成った。
騰蛇「緋桜が居なければ、俺等も消されて居た…」
他の神々も真剣に頷いた。
『……何方にしても、大蛇は動く、
すぐには動かぬが、確実に奴は動く』
私は話を聞いていた者達を見渡した。
近藤「その大蛇とか言う厄介な者を相手に、我々も戦うのか?」
『……いや、奴は私達神々が相手に成る、近藤さん達は、沃呪(よくしゅ)又の名は<八尾の怠怨>(やおのたいおん)を相手にして欲しい、八尾の怠怨は、人々を食らうから、守って欲しい。』
近藤さんも龍馬も晋作も小五郎も皆は頷いた。
そして私は神々の方を見渡した。
彼女達も頷いた。
『……何方にしても、大蛇を放っておけない、人々は近藤さん達が……
そして……大蛇は私達神々が相手に成る』
皆はもう一度頷いた。神々も……