神と新撰組……2
『この男は放っておけ、今は娘の事
周りを気にするな。』
歳三「はぁ~仕方ねぇ、おい、
今日からお前は俺達の家族だ。
気にせず此所に居ろ。沙雪。」
トシは気付いていた、沙雪の怯えと
瞳の闇に……。
私はトシに目線を送り、微笑みを溢した。すると沙雪は涙を溢した。
沙雪「…い……ヒックいの?…私……
ウッグ……此所に………いヒックても…
お姉ヒック…さんと……居てヒック…
良いの?ヒック」
沙雪を抱き締めた私は、頭を撫でてやった。
『…あぁ良いとも、誰かがお前に言う様なら、私が黙らせる。私の側に居ろ。』
すると沙雪は突然私にしがみ付き、
大きな声で泣いた。
泣き止むまでずっと頭を撫でてやった。歳三も周りの皆も沙雪を見、
微笑んでいた。