神と新撰組……2
『……緋桜の奴、何を考えてやがる。折角逢えたのにまた……』
溜め息を付いて仕事に取り掛かった。
ガラリ
突如襖を開けられ、吃驚した俺は後ろを見て固まった。
何故なら俺が今怒ってる相手が、目の前に現れたから。
『……緋……桜……』
緋桜「えっと…すまない!
本当は、直ぐに戻るつもりだったんだが……、ミリオンが引き留めて来て大変だったんだ!本当すまない!」
ガバツ ドサドサ
俺は緋桜を抱き締めた、しかし近くに有った書類の山が崩れた。
緋桜「…プッ……アハハハハ!」
緋桜はその場に座り、俺を見て笑った。俺はこの時、緋桜の笑顔で、
怒りが消えた。久しぶりに見た笑顔、
俺の好きな笑顔、
緋桜……お帰り。