小児病棟
「あー! もう! わかんね」
正哉は黒板の上の時計を見た。
――四十三分か、あと二分で終わりだ……早くチャイム鳴れ……
――キーンコーンカーンコーン
ほどなく時計の長針が四十五分を指し、チャイムが鳴った。
「おし! 終わりだ!」
正哉は、待ってましたと言わんばかりに書きかけのプリントの横に鉛筆を置き、椅子に座ったまま大きく背伸びをした。
「はい! じゃあプリント持ってきて」
川端先生の指示に、全員席を立ち、プリントを手に教壇へと集まっていった。先生は集まったプリントを束ね、トントンと揃えると
「じゃ、急いで体操服に着替えてグランドに行ってね」
と言って教室をあとにした。
正哉は黒板の上の時計を見た。
――四十三分か、あと二分で終わりだ……早くチャイム鳴れ……
――キーンコーンカーンコーン
ほどなく時計の長針が四十五分を指し、チャイムが鳴った。
「おし! 終わりだ!」
正哉は、待ってましたと言わんばかりに書きかけのプリントの横に鉛筆を置き、椅子に座ったまま大きく背伸びをした。
「はい! じゃあプリント持ってきて」
川端先生の指示に、全員席を立ち、プリントを手に教壇へと集まっていった。先生は集まったプリントを束ね、トントンと揃えると
「じゃ、急いで体操服に着替えてグランドに行ってね」
と言って教室をあとにした。