小児病棟
国立療養所駒志津病院第十二病棟、ここは喘息患者の小児病棟である。
八歳から十五歳までの男女三十八人の子供が入院し、喘息の治療に専念していた。
ここに入院する子供はみな喘息としては重症であり、ある意味一縷の望みをたくし関東各地からやってくる。
病院の隣には養護学校が隣接していて、小学校の子供たちは治療しながらそこに通っている。
病室は最大八人まで入れる部屋が計七つあり、個室はない。ナースセンターがほぼ中央にあり、廊下をはさんで食堂がある。病棟へ入る入口は一つで、一番手前は男子部屋の一号室、二号室、三号室、五号室と続き、その隣が食堂、さらに奥へ行くと六号室からは女子専用、八号室の先は行き止まりとなっている。
八歳から十五歳までの男女三十八人の子供が入院し、喘息の治療に専念していた。
ここに入院する子供はみな喘息としては重症であり、ある意味一縷の望みをたくし関東各地からやってくる。
病院の隣には養護学校が隣接していて、小学校の子供たちは治療しながらそこに通っている。
病室は最大八人まで入れる部屋が計七つあり、個室はない。ナースセンターがほぼ中央にあり、廊下をはさんで食堂がある。病棟へ入る入口は一つで、一番手前は男子部屋の一号室、二号室、三号室、五号室と続き、その隣が食堂、さらに奥へ行くと六号室からは女子専用、八号室の先は行き止まりとなっている。