小児病棟
廊下は徐々に狭くなってきていて、消毒薬の匂いも先ほどの病棟より強くなってきているようだった。それはもしかしたら、だんだん霊安室へ近づいている証拠かもしれない。正哉は裕二と慶一の手をしっかりと繋ぎ、ぐいぐい歩いていく悟に離されないよう、しっかりとついていった。

通路を歩いていくと、やがて前方に階段が見えてきた。
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