小児病棟
不治の病
「しっかし、ありゃあ本当に霊安室だったのかなー……」
悟は、頭の後ろに手を組み、歩きながら言った。そんな悟を見て先ほどまでの不安は晴れ、かなり余裕のできた正哉は
「うん、どうだったんだろうな……」
と、かなり余裕の表情で、いささか他人事のようにかえした。
「それで悟君、このあとはどうすんの?」
裕二が悟にたずねた。悟は、手に持っていたノートを開くと
「あそこが病院の端っこだったんだよなあ……もう、戻るしかねえかな……」
と、残念そうにつぶやいた。
悟は、頭の後ろに手を組み、歩きながら言った。そんな悟を見て先ほどまでの不安は晴れ、かなり余裕のできた正哉は
「うん、どうだったんだろうな……」
と、かなり余裕の表情で、いささか他人事のようにかえした。
「それで悟君、このあとはどうすんの?」
裕二が悟にたずねた。悟は、手に持っていたノートを開くと
「あそこが病院の端っこだったんだよなあ……もう、戻るしかねえかな……」
と、残念そうにつぶやいた。