小さな絆
第一章

ブロローグ


まだ幼い頃
一つの小さな約束が結ばれた。

「……おっきくなったら。
必ずっ、…必ずここに戻ってくるから。
だから……。」

「うんっ…。それまで待ってる……。
ケイ君が帰ってくるまで、私…。
ずっと待ってるから…。」

そんな約束が交わされた後、
少年とその両親は、海外に飛び立った。
少女は泣き崩れた。
今日のことが忘れるまでずっと……。

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