わたしの図書室の王子様☆

図書室の王子様!?

「じゃあ、すー、バイバイ」
「バイバイ」
みくちゃんは、これから部活。
わたしは、早速、図書室へ。

カリカリカリカリカリカリ

す、凄い。
放課後の図書室ってこんなんだっけ?
みんなの、シャーペンの音が硬く響いている。
早いとこ探して、帰ろっ。
と、まず青い詩集を返却。

実は、感謝の思いを付箋に書き留めて、あの魔法の紙に貼ったんだ。。

見てくれるかな?
もう一回、あの本借りてくれないかな?
わたし、あの紙のおかげで、詩を通して作者と気持ちを共有するってことが、初めてできた気がするんだ。
詩って、素敵だなって、初めて思えたんだ。

届けばいいな、この気持ち。
またキラキラした気がした。
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