天然無自覚と俺様くんの同居
「由季ちゃん…俺には秘密があるんだよ…」

「秘密?それって「俺…由季ちゃんが好きなんだよね…」な、に…」

私は耳を疑った。

嘘でしょ?羽柴くんが私を好きなんてさ…。

「冗談は良くないぞ!!」

私はふくれ面になりながら羽柴くんを見た。

「冗談じゃないよ?二階堂なんてやめて俺のところに来る?」

羽柴くんの目は本気だった。
けれど私は信くんが好き。

私は何にも言えなかった。
両者沈黙の中で一時間目の始まりのチャイムがなった。
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