天然無自覚と俺様くんの同居
―――――――――
―――――――
―――――


「す、好きです!つ…付き合ってください!」

「ゴメンね…俺そう言うのに興味ないから」

告白した女の子は複雑そうな顔をして立ち去った。


「信~ま~た告白断ったわけ~?」

俺はピョコっと飛び出て信に話しかける。

「うるせぇ…昌に関係ねぇだろ?それにいつもコソコソと目撃しやがって…ストーカーかよ…」

信はめんどくさそーな顔で昌を見る。


「まぁ…いずれお前にも分かるよ

そう言って俺は信の肩をベシベシと叩く。


「叩くな…ハァ…行くぞ」

そう言って信は教室に戻ってった。

―――――――――――

「昌もあのときは荒っぽかったのね…」

夏実はつまらなそうな顔で昌くんの話を聞く。

「何処からそうなるの?夏実…けどな…そこから悲劇が生まれたんだ…」

「悲劇?」

私は首を傾げた。

「あぁ悲劇がな…放課後に」
< 299 / 402 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop