天然無自覚と俺様くんの同居
「クソ!何で!何で花菜が!俺の…俺のせいで…」

信は完璧に自分を責めきっていた。

「二階堂!伊藤!」

そこで廊下から声が聞こえ俺らは振り返った。


「羽柴…」

「おい!花菜は!?花菜は生きてるよな!?」

まるで羽柴はそう言ってほしいと願っているようだった。


「………」

「何で黙るんだよ…信!」

羽柴は信に食いかかる。


「花菜は……死んだ」

信は苦しそうな顔で羽柴に告げた。
それを聞いた羽柴は顔色を変えた。


「は?嘘だろ?嘘って言えよ!!」

「嘘じゃ…ない」

それを聞いて羽柴は黙りんだ。


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