天然無自覚と俺様くんの同居

☆君の本当の笑顔

「さぁて…どうする?由季…泊まってく?今日は私の親帰ってこないし…」


その言葉で私は戸惑った…。
確かに家には戻りづらい。

~~♪~~♪~♪

「由季?ケータイなってる…」

「う、うん…」

夏実に言われるのは当然…だって私今は電話に出れない…よ…だって…電話の相手が…。

私が戸惑う様子を見た昌くんは私のケータイを取った。

「!!昌くん?!」

―――ピ!

「…………」

えーーー!!昌くんが電話に出てしまった!

私は不安で声が出なかった。



「もしもし?あぁ…俺だけど…あぁ…そうだけど…」

私は昌くんが話しているのを淡々と見ていた。


「お前もう少し自分の事を考えてみ?それじゃあね~♪」

―――ブツリ…

昌くんは一通り話終わるとケータイを閉じ私に返した。



< 311 / 402 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop