天然無自覚と俺様くんの同居
「一条さん…」

信は由季に顔を見せずに由季の名前を読んだ。


うぅ…いつもの声じゃないよ…怒ってるよ…何で~~

由季は心のなかで叫びつつ信の後ろ姿をじっと見つめた。

「さっき…慌てて教室に向かったけど…何で?」


信はクルリと体の向きを変えるとにやっとしながら由季を見つめた。


何か…また表情が変わってるよ!!

由季はビクッとしながら信を見つめた。

< 38 / 402 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop